今月のちょっといい話
「イギリス式バレンタインデー」
「女性から男性に、愛の告白としてチョコレートを贈る日「バレンタインデー」
いつのまにか「職場で大量の義理チョコが行きかう日」「女の子同士が友チョコを交換する日」と様々な要素が加わり進化を続けています。
この習慣、もともとは西洋の習慣です。
それを日本のチョコレートメーカーが商売に結び付けたというのはご存知の通り。
その話は置いといて、今回はイギリス式のバレンタインデーのお話です。
イギリスのバレンタインデーは「愛を告白する日」というより、「愛を確かめ合う日」という意味合いが強いのだそうです。
バレンタインデーの贈り物には、メッセージ付きの「バレンタインカード」が添えられるのですが、このカードにはなんと送り主の名前が書かれていないのです。
これが、夫婦や恋人同士なら誰からの贈り物なのか明々白々。でも、ガチンコの「愛の告白」だと誰からの告白なのかがわからないという事態に陥ってしまいます。
そこで、推理好きのイギリス」人は、早速誰からの愛の告白なのか推理をします。
ヒントはカードに書かれたメッセージ。
差出人は名前を書かない代わりに、文中に「推理のヒント」を入れておくのが礼儀。
例えば、「毎朝バス停であなたのことを見ています」「オフィスでのあなたはとても頼りになります」などヒントを与えておきます。
実は、このバレンタインカードは手書きが原則。
差出人の目星がついたら、手紙を書くなどして返事を求め、戻ってきた返事の筆跡とバレンタインカードの筆跡を照合して、差出人かどうかを確かめるのだとか。
どれだけ推理がお好きなのと突っ込みたくなりますね。
(心に元気があふれる8の物語より)